25回 ケアマネ過去問 問題33

問題33 リハビリテーションについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1:代償的アプローチには、残存機能の活用が含まれる。

2:急性期リハビリテーションは、一般に、廃用症候群の予防と早期からのセルフケアの自立を目標とする。

3:回復期リハビリテーション病棟では、多職種による集中的なリハビリテーションが提供される。

4:終末期にある者は、対象とならない。

5:指定訪問リハビリテーションは、バス等の公共交通機関への乗降の支援を対象としない。

解答はここをタップ・クリック

解答:1・2・3

解説

リハビリテーションは、その果たす機能と時期から

>予防的リハビリテーション
>治療的リハビリテーション
(急性期・回復期)
>維持的リハビリテーションに分けられ

医療保険制度では、
治療的リハビリテーション
(急性期・回復期)

介護保険では、
維持的リハビリテーションが行われます。

それでは、
選択肢ごとに整理しながらみていきましょう。

1○
代償的アプローチには
残存機能の活用は含まれます。

具体的には、

①残存機能の活用
(利き手交換により書字、薯の使用を可にするなど)
②補助具の活用
(装具により歩行を可能にするなど)
③環境の調整
(手すりの設置によりトイレ動作を可能にするなど)が含まれます。

機能障害でも、代償機能の活用により日常生活の自立度が高まることはよくあり、重要なアプローチです。

2○
急性期リハビリテーションは、一般に、廃用症候群の予防と早期からのセルフケアの自立を目標としています。

疾病や外傷の発症直後は、
急性期病床に入院し、
急性期治療・全身管理を受けながら、

早期離床、
廃用症候群の予防、
早期のセルフケアの獲得を目的として、

急性期リハビリテーションが行われます。

急性期リハビリテーションは
医療保険対応です。

3○
回復期リハビリテーション病棟では、
多職種による集中的なリハビリテーションが提供されます。

脳血管疾患、
脊髄損傷、
頭部外傷、
大腿骨骨折 など、

回復期リハビリテーションを必要とする状態に対し、

最大限の生活自立度の向上、
家庭復帰
社会復帰 を目的として、

病棟で多職種によるハビリテーションを提供します。

こちらも医療保険で給付されます。


リハビリテーションは
終末期の方も対象です。

最期の瞬間までその人らしく

そのために
医学的、その方にとって重要なリハビリテーションでもあります。

終末期リハビリテーションが必要な時期になると多くの方は

食事、排泄、入浴などの日常生活動作機能が低下します。

できる範囲の自立した生活を行っていけるようなケア、リハビリテーションに取り組むこと。

QOL(quality of life=生活の質)をできるだけ下げないことは、安らかに看取りを迎える意味でも大切なものとされています。


指定訪問リハビリテーションは、バス等の公共交通機関の乗降を支援の対象としています。

訪問リハビリテーションの訓練内容

①機能回復訓練
②基本的動作訓練
③応用的動作訓練
④社会適応練習

など4つに分類されます。

バスなど公共交通機関を利用する訓練は
「基本的動作訓練」に含まれます。

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