問題31 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1:味覚は、舌や口蓋等にある味蕾が刺激されて起こる。
2:誤嚥とは、飲食物や唾液、胃の内容物が気管内に入ることをいう。
3:薬のPTP包装シート(プラスチックにアルミなどを貼り付けたもの)を誤って飲み込んだ場合、排泄されるため心配はない。
4:認知症と口腔環境とは、無関係である。
5:口腔内・口腔周囲を動かすことは、オーラルフレイル予防につながる。
解答はここをタップ・クリック
解答:1・2・5
摂食、嚥下、口腔に関する問題でした
オーラルフレイル というキーワードを聞いたことはありますか?
【オーラルフレイルとは】
「口腔内で起こる負の連鎖」
例)
「食べ物をよく噛めない」→「柔らかい物を食べるようになる」→「食べる機能の低下」→「噛めないものが増える」
口腔内の負の連鎖は「こころやからだの機能低下」の連鎖につながります
オーラルフレイルに該当する人は
要支援・要介護状態になりやすい!!
1○ 適切
味覚には、「甘味」、「苦味」、「酸味」、「塩味」、「旨味」の5つの基本味があります。
味覚を感じるのは「舌」
2○ 適切
【誤嚥】
飲食物や唾液を飲み込んだときに気道(気管)に入ってしまうこと
どんな人でも、食べた物などが気道に入ることはありますが、
むせて咳き込むことで気道内から異物を追い出すことができます。
高齢者など嚥下機能が低下していると・・・
ものを排出するする能力が弱まり、
気道から異物を追い出せない
3×
薬のPTPシートを誤ってのみ飲んだ場合、注意が必要です。
のどや食道などを傷つけたという事故が多く見られます。
胃カメラで回収するケースや痛みなどの症状が表れるまで誤飲に気付きにくく、
重症化する恐れもあります。
のどにつかえる等の違和感があったら、医療機関を受診しましょう。
4×
認知症と口腔環境とは、無関係ではありません。
口腔ケアをきちんと行い、歯を健康に保つことは
認知症の予防や進行を遅らせることにつながります。
5○ 適切
口腔内が清潔であり動かすことができる状態に保つことは、
オーラルフレイル予防の一つです。
口腔内・口腔周囲を動かし、嚥下反射を促すことで廃用を防ぎ、
口腔機能を維持・向上させます。
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