一隅を照らす

令和6年能登半島地震において被害に遭われた方に、心からお見舞い申し上げます。

私の住む富山県でも地震の影響は大きく、いたるとこに被害が及んでいます。

そんな中、海岸近くの兄弟から津波警報が出たと連絡があり、山の方にある私の家が一時避難所になりました。集まっている中でも大きな揺れが何度もあり、その時には扉を開ける人、テーブルの下に入る子供、声をかけあって難を逃れていました。

そのまま1/1の晩はそのまま泊まってもらい、明日落ち着いてから各々の家へ戻ることになりました。

1/2はそれぞれ家に戻る、戻ったらどんな状況であれ連絡を入れる、必要であればそこに行って手伝う、など話をして一度解散。

その中で実家の家の石の塀が道路側に崩れて散らかっていることを確認しました。

私は妻と道具を持って車で駆けつけ、石や瓦礫を集めたりしていると、近所の方が来てくださって手伝って頂きました。他にも「ビックリしたわー」と他の家の方も歩いてこられ、お話させていただいたり。

そんなことをしていると実家に親族が続々と集まってきました。こんな状況だから正月の集まりは無しでって言ったにも関わらず、結果的に集結したという形です。

そしてキャンセル出来なかった母のオードブル(スーパーは通常営業していました。散乱していたはずなのに開店に間に合わせた模様)をそそくさとみんなで食べ、どうだったこうだったと話をして再び解散しました。私の親族の範囲では人的被害は無く幸運でした。

一隅を照らす、という言葉があります。私の住む地域の合言葉でもあります。

「一人ひとりが自分のいる場所で、自らが光となって周りを照らしていくことこそ、私達の役割です」

そのような意味です。

今回の地震について、震源地が隣県であるにも関わらず、私に出来ることは多くありません。

ですが今、自分の周りの人と言葉を交わし、その思いを共有することで救われる方はいると思います。

被害のニュースばかり流れているところ、チャンネルを変えるうちの子供に救われた瞬間もありました。今ある所、今ある立場から隣の方をそっといたわることは、やはり隣りにいるあなたや私、周りの方なのでしょう。ぜひその場で照らして頂けたらと思います。

私も明日はデイサービスにて、利用者様それぞれの大変だった思いを聞けたらと思っています。

今後も小さな光で照らし続けます。

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